お客様は私ですが・・・・ いい加減にして・・・・
かれこれ、30年くらい前の話なのですが、
地方の20万都市の繁華街でのできごとでした!
まだ、学生を卒業してやっと働きだしたころです。
男3人女3人で飲みに行こうと言う事になり
夜の街へ繰り出したわけです・・
8時位でしょうか・・
男友達の知り合いの店に行ってカラオケを歌って
盛り上がって、22:30位になったので、
そろそろ帰ろうかと言うときに・・・・
入り口のドアがチャリンっと開きました。
男性二人女性一人です、
ま~~見るからに・・
連れの一人が、今席を立つのは辞めようと言うのです・・
前に一度絡まれた事がある人だと、
なら余計早く帰ろうと小声で話していたら・・・・
その中の一人が、此方へやってきました。
よ~~若人、綺麗な女性と飲めて良いな!!!っと
あ~~~あ、も~~~きた!
意を決して、すみません!も~~3時間近く歌って飲んで・・・・
女性もいるし時間も遅いので帰らないと行けませんのでと・・・
そんなの受け入れてくれはずもありません
マスターの方を見るも、すまんちょっと付き合ってあげてみたいな・・・感じ
お~~~~~そうか、酒が無くなったのか!
マスター・ナポレオン出して!
いえ、結構ですから・・・・
え?俺の酒が飲めないの????っと・・・・
いいえ決してそのような・・・・ただ時間が・・・
あ~~~つまみが無かったな!!!マスターつまみのセットね
それとフルーツ盛りあわせね・・・
も~~こうなったら、帰ることができましぇ~~~ん
それからです!
カラオケ歌え!
デュエットしよう!
挙句には、君! あねさんとダンスをしなさい!っと言うわけですよ!
いいえ、結構です!!と言うと
何~~~あねさんと、踊れないとでもいうのか!!!!っと
いいえ決してそのような・・・しどろもどろ
そこであねさんが、ね~~君! 踊ろう?
私の手を引いていくではないですか!!
メチャクチャ綺麗な人ですが・・・・・
何故か嬉しくない!!!!当たり前ですが・・・
その間、何度かチャリンとドアは開くものの・・・
お客はまた来るね~~~~~っと帰っていく訳です!!
そんなこんなで3時間くらい、もてあそばれた時に
ちゃりーんとドアが開いた瞬間
今までやりたい放題のにいちゃんが、
かしら!!お疲れ様です!!
直立不動で言うわけですよ・・・
さっきまで踊っていた、
あねさんは・・・
遅かったのね~~って
おいおい、ええ加減にしてよ!!
さっきの、にいさんは私の横にやってきて、耳元で・・・
良かったね~~にいいちゃん
踊っているところを見られていたら
これもんよ!!!!!!!っと
小指を曲げて私に耳打ちするわけです!!!
生きた心地がしませんがな!!!
今しかないと、マスター俺たち帰るね!!!!
と意を決して大声で、
そそくさと、エレベーターまで逃げるようにして
マスターもエレベーターまで見送りに・・
マスターに・・・今日は金払わんぞ!!!っと言うと
いいよ金は、あの人たちから貰っとくから・・・って
当たり前じゃん!!
エレベーターのドアが閉まると
全員安堵のため息・・・・・
いやはや・・・若い時の恐怖体験でした!
今もたまに酒の肴に成る話です!